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画期的なミルの技術

イノベーション&テクノロジー

「無駄を省き、本質にベストを尽くす。」

 

コモ社では創業以来、このモットーに従い堅牢なミル製造技術を築き上げてきました。そして、今もミルの更なる開発に取り組んでいます。技術の追求には終わりなどあるはずがありませんし、さらなる性能向上と、さらなる製品改良に努め続けているのです。

ミルの心臓部は製粉装置にあります。コモ社では、個々の構成要素を細部に至るまで真心を込めて設計し、頑丈な素材で作り、丁寧に調整しています。画期的な製粉装置のコンセプトが動力の円滑な相互作用を、さらに産業用モーターを特殊ゴムで吊るすことで、心地よい静かな稼働音を可能としました。

全てのコモ社のミルには、コランダム-セラミッックの石臼が一体装備されています。創業者のひとりヴォルフガング・モックが、1985年にこの結合原材料を用いるアイディアを思いつき、同年に石材製造メーカーと共同で実現化に努めました。この新しい石臼が効率的に、しかも素材が持っている栄養分をそこねることのないように挽く技術を可能にしたのです。セラミックとコランダムの結合石を用いることで、僅かなエネルギーで穀物を挽くことができ、表面は絶えず粗いことから使用後に目立てするなどメンテナンスの必要がありません。

また、コモ社のミル全てに共通しているのが、挽きたい穀物のキメの細かさを段階的にではなく、投入部の漏斗を目盛りにそって回すだけで、スムーズにお好みのままに調節できるという機能。つねに使う側に立って製品をお届けしているコモ社ならではの、ユーザーフレンドリーなシステムです。
ボックスは高品質な木材を用いて、しっかりとした職人芸で仕上げられています。表面には油を塗ってあるので、細かい目のサンドペーパーをかけ、さらに新しいオイルを塗るだけで簡単にお手入れできます。ちなみに、使用している木材は「国産(ドイツ&オーストリア産)」の認定を受けた営林業者の認証材です。

1台のコモ社のミルで、大きな穀粒でも小さな種でも、油分を含んでさえいなければ全ての穀物を細かく挽くことができ、1台のコモ社のフレーク圧延機で、オート麦や香辛料などを綺麗に潰すことができます。
私たちコモ社では、高品質を保証するためにドイツとオーストリアでのみ製造を行っています。ミルは現地で手作業により組み立てられ、出荷前には必ず試し挽きをしております。ご要望に応じて、グルテンなしの穀物でも験し挽きをし、万全を期しています。

イノベーション&テクノロジー。つねに革新的な技術を開発し磨き続けることが、私たちコモ社の何よりの基本姿勢であり、創業以来変わることのない企業理念として守り続けている原点です。この高品質と美味しい料理への情熱へのこだわりを、皆さまにもきっと感じ取って頂けるものと確信しながら、これからも世界へコモ社製品をお届けし続けます。

敬具
ヴォルフガンク・モックとペーター・コイデル

 

 

インフォメーション&メッセージ

石臼

コモ社が創業される、その以前から良い石臼があるにはありました。例えば、1870年頃に開発された「コランダム・マグネサイト石臼」は、現在でもまだ使われています。効率的ではあるのですが、穀物に紛れ込んだ小さな石に傷つきやすく、使用の際の妨げになる恐れがあります。そんな傷つきやすい石臼は、コモ社の製品には使うことができません。たとえ石が紛れ込んだとしても、同じ石に対して太刀打ちできるような硬く強靭な石を必要としていたのです。
石の素材選びに妥協することなく、発明者のヴォルフガング・モックは、20年以上も前に製粉目的用にセラミックとコランダムの結合石を用いることを考え出し、頑丈な製粉装置を開発しました。この「セラミック・コランダム石臼」は表面が粗く、何年使ってもほとんど磨耗することがありません。粗い穀物をひじょうに細かく挽くことができ、しかも丈夫で負担をかけても大丈夫なのです。まさに石よりも硬い石臼として様々な分野でも活用されるようになり、標準的な石臼として広く知られるようになっています。

環境にやさしいモーター

モーターの性能を表すときに馬力が比較されますが、コモ社では単なる馬力だけではなく、駆動音が静かで安定していて、求められた事やるべき事がきちんとできることこそが性能だと考えています。さらには、いつまでも長期間にわたって使い続けられる耐久性に優れていることも言うまでもありません。

製粉機

製粉機の仕組みは石とモーターだけではありません。というのは、部品が同調して稼動することが重要だからです。コモ社の穀物用ミルの長所は、石臼の間のバネにより、挽き目を細かいに設定しても、石臼同士が強く擦れ合わないようになっていること。圧力に耐え、圧力を常に正しい場所、つまり穀物粒にかけることができるのです。そのおかげで、挽き終わった瞬間に石臼同士が互いに摩擦して生じる耳障りな音を立てるのを防いでくれます。この技術は特許を取得しており、コモ社の大きな誇りの一つとなっています。

頑丈なボックス

内部性能も外観デザインも、どちらも大切にしている、コモ社のミル。ボックス内の最新鋭技術に支障をきたさないよう、外のボックスも安定性と耐久性を重視して作っています。ボックスには、これ以上良質な木材はないと言えるような高価な木材を使用していますし、職人技で上手く加工された木材は耐久性があり、美しい外観を生み出しています。木材は有機植物油で事前に処理していますが、定期的なアフターケアにより、さらに美しく愛着深くお使いいただけます。。

簡単な使い方

内部性能も外観デザインも、どちらも大切にしている、コモ社のミル。ボックス内の最新鋭技術に支障をきたさないよう、外のボックスも安定性と耐久性を重視して作っています。ボックスには、これ以上良質な木材はないと言えるような高価な木材を使用していますし、職人技で上手く加工された木材は耐久性があり、美しい外観を生み出しています。木材は有機植物油で事前に処理していますが、定期的なアフターケアにより、さらに美しく愛着深くお使いいただけます。
では、どのようになされるべきでしょうか? 皆さまが頭を抱えることがないように、コモ社では長年にわたり工夫を重ね、投入部の漏斗をひじょうに粗くからひじょうに細かくまで刻まれた目盛りに沿って、お好みの細かさまでスムーズに回していただけるようにしました。石が長い年月を経て心持ち磨耗した時は、投入部の漏斗を少しだけ「細かい」の方向に回すだけでOK。面倒なその後の調節は、コモ社の製品には必要ありません。

またコモ社のミルは、手で回転させれば(投入部の漏斗を約2回<粗い>の方向に回す)、道具なしで簡単に開けられますので、いつでも製粉装置の本体を見てチェックできます。

長持ちする製品

企業もまた社会的な市民の一員であると考えているコモ社では、チロル地方の中心にある障害者雇用工場と長年のパートナーシップを組んできました。工場では心身に障害のある方ない方にかかわらず仕事をしていただき、市場で一般的な賃金をお支払いすること、またエコロジカルな考え方に立って木材を選ぶことに重点を置いています。
幅広い顧客を有するこの非営利団体が、近代的なマネージメント技術を駆使して、第一級の精巧さで私達の木製のボックスを既に20年来作ってくれています。2006年から工場に組み立ても委託することで、弊社では開発と販売に落ち着いて専念できるようになったのです。
そこで働いている方々は、コモ社のミルを高く評価してくれています。そしてコモ社は、このような社会プロジェクトと、ともに歩んでいることに大きな誇りと喜びを感じています。

品質保全

コモ社は信頼のおける方々と仕事を共にしていますが、その理由は、そうすることでミルがあるべき姿通りに稼働してくれるからに他なりません。
ペーター・コイデゥルは、障害者雇用工場と長年に亘る関係を築いてきましたし、当初から工場の製造工程のあり方についてアドバイスを行ってきました。彼が初期に開発したペニングベルクという穀物用ミルは、実はこの工場で組み立ててもらったのです。この事が、現在のコモ社にも役立っています。ペーター・コイデゥルは今でもほとんど毎週のように工場を訪れ、最終コントロールと品質検査を行っています。
よい構造デザインと技術だけでは、高品質の製品は作れません。ミルのパイオニアである私たちコモ社は、長年の経験からこのことを学びました。まずしっかりと完成させることが、後々まで喜んでいただける製品づくりに不可欠なのです。

コモ社のミル、アピールポイントあれこれ

コモ社の穀物用ミルは、たくさんのモデルと優れた特性を有しています。あまりにたくさんあるので、一度読んだだけで全てを覚えるのが難しいかもしれません。コモ社の穀物用ミルに共通するアピールポイントを、もう一度、短く簡単にまとめてご紹介しておきます。

・簡単な操作、挽き加減をスムーズに調節できること
・なんなく開けられ、問題なく掃除できること
・狭いキッチンでも置き場所をみつけられるよう小型であること
・耳障りな音がせず、心地よいこと
・ひじょうに大きなミルと同じように細かく挽けること
・特許を取得したバネが製粉装置をいたわってくれること
・ミルはいづれのモデルであっても、3年間の保証が付いていること